海外子女教育振興財団で個別相談を受けたときに、日本語補習校の存在を知りました。アメリカ合衆国には日本人学校(日本のカリキュラムで日本語での授業がある)はほとんどなくて、ほぼ土曜日のみ通う日本語補習校しかありません。平日は現地校に通い、土曜は補習校に通う、小中学生はそんな感じらしい。
海外子女教育振興財団の現地校講座を受けたときに、帰国子女のお姉さんが2人体験談を話してくれたのですが、1人は補習校に通い、もう1人は補習校には通わなかったとのことでした。
色々な考え方があると思うのですが、我が家では2人とも補習校には通っていません。
理由としては
①子どももそこそこ大きくなっていること
②2~3年で帰国するわけではないこと
③親の負担が大きいこと
などが挙げられます。
①は上は中二、下は小六なので漢字の読み書きや計算もそこそこできるし、無理に通わなくてもいいかなと思いました(いまいちパッとしなかったけれど、次男も中学受験向けの勉強をしていたので気持ち先取りできていたし)。
②はオットは米国法人現地採用なので、クビにならなければ基本的にビザが更新されて子どもたちが高校卒業するくらいまでは帰国予定がなく、2人とも日本の高校に通う予定がないので、無理に通わなくてもいいかなと思いました。
③は毎週土曜の送迎だけではなく、親(特に男親)が補習校運営にも携わることになっていて、そういう面倒くさいことにはオットはなるべく関わらないようにしているのでかなり厳しい。
あとは子ども自身が日本の学校行事(運動会や学芸会)が好きではないこと、平日がんばって現地校に行くのだから土曜は家でのんびりさせてあげたいと親が思っていることも理由に入るかな…。
子どもが小学校低学年だったら、漢字計算を身につけるためにも補習校には行っていたと思うし、オットが駐在で数年で帰国するなら高校受験や大学受験のために補習校に行っていたと思います。しかしながらどっちの要素もなくて、積極的に子どもたちには補習校をおススメしませんでした。
まあいいか、もし行きたくなれば4月の新学年から入ってもいいかと思っていましたが、子どもたちが新学年から行きたがるような雰囲気はこれっぽっちもありません。
時間が経ってから「ああ、補習校に行かせておけばよかった」と思う事態になるかもしれませんが、とりあえず今のところは子どもたちも土日をゆっくり過ごせているので、行かないでもいいかなと思っています。
子どもたちの周りの日本人の友だちはみんな補習校に行っているので(行っていないのは我が家だけ)、レアケースなのかなと思いますが、我が家は我が家なりに考えた結果です。たぶんこのまま(補習校には通わないで)アメリカでの教育を受けていくことになると思います。本当にこれでよかったのかどうかわからないのが少しだけ不安ですが、親も土日どちらものんびりさせてもらっているので、それはそれでいいかなと割り切らなくちゃなあとも思います。
もし通うとしたらこちらの日本語補習校でした。