思えば遠く来たもんだ @てねしー

オットの転職で2019年7月に東京からテネシー州ナッシュビル近郊に引っ越してきたアラフィフ母さん、みかえるのブログです。

スピード違反(Speeding)@Tennessee 裁判所に行ってきました!

今年の3月にスピード違反(Speedeing)で違反切符をもらってから約3か月裁判所に行ってきました!

 

切符をもらったときの記事はこちら。 2か月じゃなくて3か月だったし、何なら裁判所に行く日時は指定されてるよ…かなり動揺してたのかな、やはり。

michelle-us.hatenablog.com

 

違反切符には「6月何日朝9時に裁判所に来てね!!」と書いてあったのですが、どうも待ちきれず(待てよ!)4月くらいに一度裁判所に行ってみたんですけど、やはり6月に来てねということだったので、3か月不安な日々を過ごしておりました。さっさと解決したいじゃないですか、嫌なことは…。

また、違反切符には「裁判所に来ないときは罰金とこの違反切符を郵送でよろしく」とも書いてありました。まあ私は銀行口座もなければ小切手も持ってないし。とっとと支払ってしまって解決するということもできたわけですが。

 

違反切符をもらったことがある人たちにチラチラと聞いてみると、どうも裁判所に行って「交通安全講習を受けるからチャラにしてくれ」的なことを交渉すると、なんと違反点数もチャラになり、次年度の自動車保険の保険料も上がらないらしい、ということがわかりました。※交通安全クラスの受講料は別途必要とのこと

郵送で罰金を払ってしまうとその選択肢がなくなってしまうので、やはり裁判所に行くしかない…しかし裁判所はダウンタウンにあり、私はひとりで運転して行ったことがありません(行けそうにもありません)。

ということで、裁判所に行く日はオットにお休みを取ってもらって、連れて行ってもらうことにしました(4月にフライングで行ったときももちろんオットに連れて行ってもらいました)。

 

裁判所は最初に荷物チェックがあります。空港みたいな感じです。保安官が対応してくれます。オットもひとりで大丈夫だよねと最初は言っていたのですが、裁判所の中まで付いてきてくれました。

そこを通ると4月のフライング時にはなかった受付があり、担当の方が名前をチェックして私の違反切符(警察官の控えとその他付属書類)を法廷内担当の方に渡してくれて、その方が法廷内に案内してくれます。そして私の書類を裁判官に渡します。

マスクはしなくていいけど、法廷内の着席は6フィート離れて座るように言われます(座れるスペースに印がついている)。

私は結構早めについてしまったので、私の後から続々と交通違反切符をもらった人たちが法廷内に入ってきました。その都度法廷内担当の方が座席を案内し、裁判官への書類をどんどん下へ下へと重ねて行きました。

ちなみに英語ができないスペイン語話者には通訳がついていました。うらやましい。要スペイン語通訳の人は法廷内の左側に着席、それ以外は右側に着席するよう案内されました。私にも通訳がいたらよかったのに。

 

法廷内では、リモートでどこかの刑務所とつなげて裁判官がオレンジ色の服を着た受刑者(ローカルテレビでしか見たことがなかった、あのオレンジ色の服です)と何やら話していました。次々と受刑者が入れ代わり立ち代わり裁判官と話しています。

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裁判官はひとり、周りに警察官が数名いました


私はよくわからなかったのですが、オットによると保釈金の話や弁護士をつける権利がありますとかそういう話をしていたようです。中には保護観察中的な期間中に再度犯罪を犯してしまった人もいたそうで。※私は英語がわからないし、特に法廷用語なんてさっぱりなので、全くわかりませんでしたが

9時になると保釈系の中継が終了し、いよいよ交通違反切符関連の裁判が始まりました。数名いた警察官も退散しました。

最初はスーツのおじさん二人組。オットが「あの人弁護士連れてきてるよ」と言っててまじかーと思ったのですが、ドライビングスクールがなんちゃらかんちゃら的な話をして(弁護士が喋ってて本人はしゃべってない)、最後2人とも書類にサインして終了。

次に呼ばれたのがスペイン語通訳つきのおじさん。最初聞き取れなかったのですが、オットが「無免許だって」と言っていて、そんな人もいるのかとびっくり(そりゃあいるんだろうね…)。彼はそのまま法廷の前の方の席に留め置かれ(退廷が許されず)、終了。

その次になんと私が呼ばれまして(まあ早く行ってたからね)、オットが通訳として一緒に前に行ってもいいかと法廷内担当の方に聞いたけどダメだと言われていたので、私一人で前に。

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マジでこんな感じ…


スピード違反しましたかしませんでしたか、ということで「Guilty or Not guilty ?」と聞かれたので「Guilty」と答え(あー本当にこうやって聞かれるんだ、映画みたい!! と思いつつも、そこはもう反論しなくていいかなって…)、その後なんか聞かれたけどよくわからなくて(緊張のあまり私のリスニング能力は普段よりも数倍低下しています)でも何となく「インパーソンかオンラインの交通安全講習を受講したら違反点数チャラにするよ」って感じのことを言われているような気がしたので、ああこれか! ということで「オンライン講習を受けたいです」と回答。

係員のおじさんが講習のパンフレットを渡してくれて、会計に行くように教えてくれて終了、退廷。何時間くらいかかるのかな…と思って不安でしたが、入廷順に呼んでくれるので、予想以上に早く終わってしまいました。早く行ってよかった…。

会計では弁護士連れてきた人の手続き中で、それが終わったあと、私は会計をしてパンフレットの解説を受けました。きょうから30日以内に受けてね、とのことでした。

で、裁判所の廊下にいたときに、スペイン語通訳の人がお兄さんを先導していたのですが、どうも私が英語を分かってない様子だったのが気になったようで、声をかけてくれました。

オットと確認すると、本日のお会計は今回の裁判費用で、別途交通安全教室代がかかること、交通安全教室を受け終えたら、修了証ををここに持ってくるかFAXするかメールするかしないといけないことを教えてくれました。

ということで、会計に戻ってメールアドレスを教えてくれとオットが聞いてくれたのですが、そのときに担当者がバケーションだったりするといけないので、修了したらここに電話してくれとのこと。電話してくれたらメアド教えてくれるらしい。

なるほどね…まあこれから夏休み期間だものね…。それにしてもスペイン語通訳の人ありがとう!! 私ひとりだったら、オンライン講習受けてそのままにしておくところだったわ(そしたら違反点数もチャラにならない…)。

 

ということで無事に裁判所に行ってオンラインの交通安全講習(4時間)を受けて、違反点数をチャラにする機会を得ることができました。それにしても結構なおカネがかかりますね。裁判費用とオンライン講習代で罰金代くらいになってしまったので。でも罰金を払って違反点数がチャラにならずに自動車保険料が上がるよりはマシだから、裁判所に行ってよかったです。

 

帰宅後、もらったパンフレットを確認すると、交通安全講習を提供しているのは2団体。それぞれインパーソンとオンラインで提供しています。インパーソン50ドル、オンライン35ドルなのでオンラインで受けることに。

片方は修了テストが75%以上、もう片方は修了テストが70%以上で日本語対応あり(かなりの数の言語に対応しています)、だったので、後者の団体の講習を受けることにしました。

 

さっそく受け始めているのですが、4時間の講習を受けることが義務付けられているので、サイトにタイマーがついています

最初のスピード違反の項目は10分なのですが、記載内容はあっという間に読み終わってしまいましたが、とにかくそのページを10分開いておかないと、講習修了ボタンが押せません。

その次のシートベルトとサイドミラーについては一応途中にYouTubeの動画を見るような作りになっていますが、それでも30分もかからないので、またしばらくそのページを開いたままにしておきます(他のタブに移るとタイマーが止まってしまうんですよ…)

そんな感じで4時間分の講習を受けていきます。とにかくタブを開いておくことが大事。一通り目を通したら、タブ開いたまま編み物でもしていたらよいかしら…こういう時には編み物万能だわ…と思いました。

 

裁判所に行くなんて、しかも「Guilty or Not Guilty?」と聞かれるなんてなかなかできない経験でした。でももう裁判所にはあまりお世話になりたくないので、スピードには気をつけて(特にスクールゾーン)運転したいと思います。