思えば遠く来たもんだ @てねしー

オットの転職で2019年7月に東京からテネシー州ナッシュビル近郊に引っ越してきたアラフィフ母さん、みかえるのブログです。

南北戦争戦場跡地、Carnton に行ってきました。

実は私の住んでいるフランクリンは南北戦争の時は激戦地で、今でも保存団体が当時の戦場と野戦病院になってしまった邸宅を保存して一般開放してくれています。

今まで訪れたことがなかったのですが、今回、以前お世話になっていたESLの先生のお声がけで、フィールドトリップとして団体ツアーで訪問することになりました。

第二次フランクリンの戦い - Wikipedia

こちらのWikipediaの最後、今日の戦場跡に出てくるカーントンです。

The Battle of Franklin Trust

 

このお屋敷の解説付きツアーに参加しました。もちろん解説は英語なので、ところどころわからないところもあったけれども(ほぼわからなかったのかもしれない)、知らなかったことを知るよい機会でした。

f:id:michelle_US:20220309110615j:image

真ん中に写っているのが解説してくれた方。

ちなみに邸宅内は写真撮影不可だったので、写真はありません。

1階はダイニングルームなどがあり、もちろん当たり前ですけど、豪勢でした。唯一のテネシー州出身大統領、アンドリュー・ジャクソンと一緒に仕事をしていたのがこの家の主人らしい。裁判所で働いてたみたいです。※私の英語の理解が間違っているかもしれないので、そのあたりはご容赦ください

2階は各居室がありました。7歳のお坊ちゃんのお部屋が野戦病院の手術室となり、銃弾を取り出したり手足を切断したりしたそうです(麻酔を使ったとのことでした)。床には血痕が。そして銃撃を頭や胸、腹に受けた人は助からないということで治療優先度が低かったそうで、トリアージが行われていたそうです。ハーバードのメディカルスクール卒の方が治療に当たっていたとのこと。

どの部屋にも暖炉があり(1か所だけ暖炉がない部屋がありましたが、そこはホームスクールや裁縫などに使っていた部屋なのではないかとのこと)、大邸宅でした。

こちらは邸宅のサイドショット。
f:id:michelle_US:20220309110609j:image

プランテーションなのでもちろん奴隷もいて、ギフトとしてここにやってきた黒人女性は奴隷解放後、婦人参政権を得るまで長生きしたとか。

奴隷の住まいもありました。2階建てで1階がたぶん居住スペースで、2階は作業部屋だったようです(機織り機や大きな鍋が置いてありました)。

 

邸宅の裏の水仙もきれいでした。
f:id:michelle_US:20220309110612j:image

 

敷地内にはこちらの邸宅の持ち主一家のお墓があり(墓石が立派)、一応同じ敷地内に奴隷のお墓もありましたが、墓石は質素というかただの石でした。同じ敷地に埋葬されただけでも待遇は良かったのかもしれませんが、奴隷制度のむごさを感じました。

そのお墓の隣には南軍兵士のお墓もずらっと並んでいます。出身州ごとに埋葬されていて、名前が分かっている人もいればアンノウンもいました。アンノウンであってもきちんと埋葬されていました。でもここに埋葬されているのは一部なんですよね。本当にたくさんの方が亡くなったと聞きました。

 

最後に子どもたちにお土産。くまちゃん。俺は紺がいいと次男が選び、長男も俺はこの黒いのが良かったと帽子で選んでいて、ケンカすることなくそれぞれ好きなくまちゃんを選べてよかったです。ちなみにお値段は1体10ドルくらいでした。
f:id:michelle_US:20220309110629j:image

 

ツアーの後はお昼ごはん。Mojo's Tacos で。チップスもついてて12ドル。

f:id:michelle_US:20220309110635j:image

 

スペシャルとしてフライドシュリンプがあったので、それを頼みました(右)。左はフィッシュフライ。フライドシュリンプはプラス1ドルでした。
f:id:michelle_US:20220309110632j:image

我が家はあまりメキシカンを食べないので、こういう時に食べられるととても嬉しい。久しぶりにESLの先生ともお話しできて(コロナ前なので2年ぶり???)よかったです。子どもたちの大学進学の準備についてもちょっとお伺いできたのも助かりました。

またこういうフィールドトリップの機会があるといいな。ひとりでふらっと行ってもいいんだろうけど、何人かで行くのもやっぱりいいですね。