いつもお世話になっている教会に、シタールを持った青年がやってきました。
ほんもののシタールは初めて見ました。音楽の教科書で見たかなー、くらいのレベルでシタールのことは何も知らなかったです。
シタールを持った青年は、御年22歳。3年前19歳の時にインドに数カ月滞在してシタールにハマったそうで、今は練習中とのこと。ちょっとだけ弾いてくれたけど一曲丸々弾いてくれるってことはありませんでしたが、シタールについて教えてくれました。
シタール、置いたところ。琴みたいに床置きで弾くのではなく、抱えて弾きます。
弦は上段下段に張ってあって、上段を弾いて下段を共鳴させたり、下段も弾いたり、いろいろなテクニックがあるらしい。
右側の丸いのはバランスを取ったり共鳴させたりするためにつける部品で、都度交換可能。つけなくても演奏可能。
丸いところはかぼちゃなどで作られていて、表面やネックはマホガニー、象牙も使われています。
右側の共鳴するところを外して付け替えているところ。最初についていたものよりも小ぶりのものに付け替えます。
小ぶりのものに付け替えました。後ろのブルーの入れ物に替えを入れるそうです。
弾くときは組んだ足で固定してこんな感じに抱えて弾くんだそうです。私は体が固いのでそもそもこんなポーズで楽器弾くなんて無理。股関節やばい。
弾くときは琴の爪みたいに、金属製の針金みたいなものを装着して弾くそうです。弦を押さえるほうの指先が切れやすいので、指先保護のために固形のベビーオイルを使っているとのこと。
ベビーオイルやお手入れ用具などを入れる箱もかわいい。図工の時間に作ってそうな箱。
ドレミファソラシドもインド式に名前があるらしく(日本だとハニホヘトイロハですね)、その説明もしてくれて、インドレディーのうちの音楽が好きな子が一緒に歌ったりして、なかなか興味深い時間を過ごすことができました。
それにしてもいろんな人がいるなあ…(19歳でインド一人旅3か月って、私には考えられなかったからすごいなって…)。シタール、上達したらまた聞かせてほしいなと思いました。