思えば遠く来たもんだ @てねしー

オットの転職で2019年7月に東京からテネシー州ナッシュビル近郊に引っ越してきたアラフィフ母さん、みかえるのブログです。

米国の医療体験(初めてのWalk-inクリニックからのCTスキャン※背中痛による)

実は…ここ10日くらい背中が痛かったのです。春休みに一日中PCに向かって作業をしていた日があり、その翌日くらいから痛みが出たので、そのせいかな? 姿勢が悪かったのかな? と思っていました。しかし一向に良くならない。湿布でも貼ろうかなと思ってたんだけど、買い物に行くたびに買い忘れて結局一度も貼らず。

どこから来ている痛みなのか、よくよく考えてみると、肋骨の外側よりは内側の方が痛い。しかも左右どっちも同じくらい。昼間はほぼ痛みを感じることはなく、テニスもゴルフもできるし、家事も掃除機かけを含め特に問題なくできます。

しかし夜横になると痛い。筋肉痛とも腰痛やぎっくり腰とも違う痛みなんですが、あおむけで寝るととにかく痛いので、横向きに寝る日々…(普段から横向きで寝ているんですけど、意識して横向きになる感じ)。

背中の痛み、ググるとマットレスが悪いとか運動不足とか腎臓が悪いとかいろいろ出てきました。ググった結果の中で、一番近いなと思ったのが腎臓などに石ができる尿路結石。石が出るとき激痛って書いてあるし、出産の次に痛いとも書いてある(私は無痛分娩しか経験してないので出産の痛みを味わったことがないから想像つかない)。

でもそんなに死ぬほど痛いわけじゃないし(一日中ぼんやり痛くて夜間ははっきり痛い)、イブプロフェンを朝食後と夕食後に飲めばその痛みも消えるのでまあいいかと思っていたのですが、夕食後に飲んだにもかかわらず、先日夜中にめちゃくちゃ痛くなり、1時と3時の2回も痛みで目が覚めたので、夜中にネットでWalk-inのクリニックを予約して行くことにしました。

しばらく前から背中が痛いと言っていたら、夫がWalk-inのリンクを送ってくれていたのでスムーズに予約できたのは助かったのですが、なんせ初の診療なのでどきどきでした。

これまでは歯科検診、眼科検診、婦人科健診、健康診断、とこちらの医療を利用していましたが(歯は治療もしましたけども)、病気(?)になって受診するのは初めて。

健康診断を受けたり予防接種を受けたりしていたクリニックの系列だったので、そのクリニックのアカウントを持っていたから予約もスムーズだったし事前に問診票もネットで提出できたのでよかったです。

予約時間にWalk-inに行き、受付で名前と生年月日、住所を確認され、しばらく待っているとナースがやってきて中へ入ることに。中では体重と血圧と血中酸素濃度と体温を測りしばし待たされました。まあ待たされるのには慣れているのですが(こっちの病院は予約していてもよく待たされる)30分近く待って、ようやく別の診療してくれるナース登場。

受付で日本語の通訳を頼める? と聞いたらもちろん的なジェスチャーで答えてくれたので、通訳頼んでくれたのかなと思ったら頼んでくれてなくて、事前に用意したメモをナースに渡して問診が進みます。メモ書いておいてよかった。

いつから痛いか、どういうときに痛いか、などを書いておいたのですが、寝ているときが一番痛くて眠れないくらいなんだけど昼間は平気でテニスや家事もできること、けさの夜中に痛みで2回も目が覚めたこと(2回ともトイレに行って排尿したら痛みが軽減したこと)を伝えました。

その後ナースの指示で寝たり立ったりして色々なポーズをとって痛いか痛くないかの確認、ナースがところどころ押して痛いか痛くないかの確認などなどをしたのですが、尿検査をすることに。私の事前調査で寝るときに痛くなるのは腎臓がよろしくない(というか尿路結石かも)と思っていて検尿してもらいたかったので、安心しました。

そして尿検査の結果、他の数値はバッチリいいのになんと!! 血尿でした。

目に見えるほどの血尿じゃなくて、検査しないとわからない程度なんだけど。

ということで、腎臓に石があるかもしれないから(Kidney Stoneって言ってた)CT受けてねと言われ、いつが都合よいか聞かれたので平日午前中と答えたらすぐに予約を入れてくれて、系列の検査機関に行くように言われました。

検査機関は超音波、CT、MRI、マンモグラフィーができる施設でした。

入口で検温されて、それから中に通されました。受付ではまた名前と生年月日と住所を聞かれました。その後少し待つと、奥に通されました。

10分くらいここで待ってて、と言われたのでしばし待機。検査着に着替えたりしないのかしらと思ったけど、しなくてよいらしい。そこのテレビで流れていたリフォームのビフォーアフター的な番組をぼんやり眺めていると、CTのお部屋の技師さんがお迎えに来てくれました。

CTのお部屋では、腎臓結石は今までできたことがあるか(ない)、血尿か(そう)、それは目に見えるか(見えない)、手術したことはあるか(ない)、という会話の後、機械へ。

検査着に着替えるのかなと思ったらやはりそうではなく、そのまま(靴も履いたまま)機械のベッドに寝かされ、ズボンを太ももまで下げてくれとのことで下げ(それ以外は特に何もしない)、バンザイの格好になり、そして何語を話すか聞かれたので「日本語を話します」と答えました。

そして機械が動き始めたのですが、なんと機械が日本語を話したんです!!

「大きく息を吸って止めてください」「楽にしてください」

これを3回繰り返して終了。

すごーい。日本語で案内してくれる機械、びっくりしたしありがたかったよー。

それにしてもWalk-inでも検査機関でも会う人会う人に生年月日を聞かれて、そのたびに「えーっと」ってなるのが苦痛…。他に本人確認の手段はないのかしら…。

検査の後は、検査結果はWalk-inに届き、そこから電話で検査結果のお知らせがあるとのこと。

Walk-inも検査機関も、特にお支払いなどはせず解放されたのですが、すべて終わったところで請求が来るのかな。おそろしい。

 

検査した日の午後に電話があり(しかし1本目は私が英語を理解していなかったので、電話通訳を通してあらためて電話がかかってきました)、CTの結果、石はなかったとのこと!! わーい。今後はプライマリーケアの先生にフォローしてもらってとのことでした(次回の健康診断で尿検査でもあるんだろうか)。医療通訳さんありがとうございました。

その後クリニックのアカウントに結果詳細を見に行くと(電話では腎臓関係のことしか伝えてもらわなかった)、他の内臓についてもコメントがあり、日本を発つ直前の人間ドックで指摘されてからずっと指摘され続けている脂肪肝については、CTでもわかるらしく、脂肪肝です!! って書かれていました。それ以外は問題なかったです。

 

いやー、それにしても石がなくてよかった。

確かにあの激痛の夜のあとしばらくすると、ケロッと痛みも消えていて(Walk-inに行ったときはまだちょっと痛かったんだけど)、もしかしたら実は10日間くらいは石があって、あの激痛の夜に石が出てたのかもしれないですね…わからないけど。

なにはともあれ、痛みも去り、CTに石の影もなく、一安心。

病気(?)でこちらのクリニックにかかったのは初めてでしたが、ちゃんと診てくれるし検査もしてくれるし、行ってよかったです。10日も痛いのを我慢せずにもっと早く行けばよかったかも。今後体に不調が現れたら、早めにWalk-inに行くことにします。

あとは病院からの請求書がどんなもんかドキドキですね…。