思えば遠く来たもんだ @てねしー

オットの転職で2019年7月に東京からテネシー州ナッシュビル近郊に引っ越してきたアラフィフ母さん、みかえるのブログです。

歯の治療に行ってきました

先月の衝撃の虫歯4本発覚から約2週間、とうとう治療する日がやってきました。

先月の話はこちら。マジでびっくりした。私に虫歯なんて!! 

michelle-us.hatenablog.com

 

理由はわからないけど前回やってもらえなかったクリーニング、さらに虫歯4本の治療を一挙に片付ける日です。長い時間の枠で予約したし、まあ覚悟はできておりますよ。

予約日のちょっと前に確認の電話がかかってきたので、ちゃんと行くと伝えたところ、駐車場に着いたら電話してくれとのこと。コロナ対応か? 前回はそんなことなかったのに。

クリニックの駐車場に車を停めてクリニックに電話したら「そのまま入って~」とのこと。電話必要だった???

でもまあ受付に人が溜まらないようにしていたようで、私が入ったらお会計しているひとがいて、私が受付している間にもう一人入ってきてたけど「距離をおいて」と注意されていたので、かなりソーシャルディスタンシングには気を遣っているらしい。

 

今回は待たされることなく診察室に通され、歯科衛生士さんに「何か質問ある?」と聞かれたので、事前に考えていた(一応Google翻訳さんで確認していた)「痛くないようにしてほしい」と伝えてみてもあまりわかってもらえなかったので、Google翻訳さんに「麻酔をしてほしい」と翻訳を頼んだところ、「anesthesia???」みたいな反応をされ、「ナムするから大丈夫よ」との返事が。歯茎に塗るから大丈夫らしい。ナムとは何だろうかとあとから調べたら「numb」のことで、日本語だと麻痺。なるほど。

きっと麻酔は意識を失う系のことを指すのだろうなと想像。出産のときの硬膜外麻酔は「epidural」だし、あんまりanesthesiaって使わないんだろうな…発音しにくいし、歯医者ではナムナム言ってたほうが通じるかも。

あと今日は何をするのか念のため確認。小さい虫歯は削って詰め物、大きい虫歯は削ってクラウンを作ってはめるとのこと。前回の説明と同じ。ふむふむ。

ナムにしても詰め物もクラウンも日本と同じね、と安心して言うと「タイでも同じよ」と教えてくれました。衛生士さんはタイ出身なのです。

 

その後、目を保護するためのサングラスを渡されるので装着すると、椅子が倒され、衛生士さんが麻酔剤(ぶどう味)を綿棒に塗りたくってそのまま歯茎のそばに放置してくれて、10分放置。

しばらくすると先生が来て綿棒を外してくれて(前回の先生とは違う先生が来た)、日本で言う麻酔をぶすぶす刺してくれました。結構な薬剤を投入していたと思います。注射は日本のと同じのステンレスのものだったはず(一応目を開けて見てた)。まあ意識はあるし感覚がなくなるだけだから麻痺なのかなあ。

その後衛生士さんがクリーニングして(日本のと同じなんかゴリゴリする固いブラシみたいなのとミント系研磨剤を使用)、先生がポケットサイズを測り(歯と歯茎の間にチクチク針を刺して歯茎の状態をチェックするやつ)、先生が歯石を取り(超音波とゴリゴリ手作業)、クリーニング系は完了。歯石取ってる間、先生と別の衛生士さん(タイ出身じゃないかた)がテレビの話をしまくっていて、集中して歯石取ってくれ…と心の中で念じてました。

そういや歯石取りのときのバキュームが日本のと違って、もっと細くて、自分で口を閉じて吸わせるものでした。麻酔が効いてるからチクチクも歯石取りも痛くないのがよかったかも(麻酔がかかってない歯はちょっと痛いけど)。

 

そしていよいよ奥歯治療へ!! まだナムか聞かれたのでナムです!! と答えると、衛生士さんが大きめのサイコロみたいなたぶんゴム製のものを私の口の中に入れて噛めとのこと。大きな口を開けっぱなしにしないといけないかららしい。結構大変。その後先生が奥歯を削り始めました。

結構長いこと削っていて(衛生士さんは鼻歌交じりでバキュームしてくれました←歯を削るときのバキュームは日本のと同じ太いのだった)、削り終わったらタイの衛生士さんがやってきて、写真を撮ると言うので写真撮影

3Dで撮影していたようで、その撮影データをもとにその場でPCを使って私のクラウンをデザインしてくれました。そのデザインでクラウンをささっと30分で作ってくれるとのこと。

ここまでで1時間半以上経っていて、こりゃあ2時間コースどころか3時間コースだな…と思い、ここでトイレ休憩。

 

その後また先生が戻ってきて、残り3本の治療が始まり、先生が削り始めました。が、痛い!! 麻酔してから2時間経過して麻酔が切れてきたらしい。確かにちょっと舌の感覚が戻ってきている…。すかさず先生がぶすぶすと麻酔を追加。奥歯の時と同様にサイコロゴムを噛んでたのだけど、邪魔だったらしく外すことになり、自分で口を開けることに…。

日本と同じく、ちょっとずつ削って削り終わった頃にクラウンができてきたので、仮にはめてみてレントゲン撮影。

その時の写真がこちら。

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ということで、クラウンは再度微調整に戻され(細かいことはわからないけど)、その間に3本削ったところにレジン入れてUVライト当てて硬化。

クラウンつける歯にもレジン入れて硬化してクラウンはめて完了!!

その後噛み合わせの調整をして(薄い紙を噛んだり歯ぎしりしたりするアレ)、ブドウ味のフッ素塗ってまるっと3時間コースが終了しました!! お昼すぎてたからお腹すいてたけど30分は飲み食い禁止…。

お値段は前回の見積もり通りだったので(保険適用後でクリーニング約200ドル、歯の治療約400ドル←高い)、その場でカード決済して、次回の予約を取り(半年後のチェックアップ)、ようやく帰宅。日本みたいにちまちま少しずつ毎週通うわけじゃないから(まあ1日で4本治しちゃったし)次の予約は半年後!! びっくり!!

 

途中で麻酔を容赦なく追加したからか、帰宅してもなかなか麻酔が切れずに昼ごはんも苦労して食べることに…。違和感を感じながら途方もない徒労感を感じながら(3時間ほぼ椅子に寝てるだけだったけどやはり緊張していたらしい)、なんとか夕飯を作り終えるころには麻痺が取れました。その前に麻痺った顔で子どもたちをお迎えに行ったので、ちょっとびっくりされました(そりゃそうだわね)。

 

クリーニングとか小さい虫歯の治療法とか、基本的に日本と同じだったのですが、4本一度に治療できちゃうとか歯のクリーニングも1回で全部できちゃうとか被せ物をその場でちゃちゃっと作っちゃうとか、日本とはまたちょっと違う面もあり、よい経験になりました…でも3時間は本当に疲れたな…。

あとはしばらくして嚙み合わせがやっぱり合ってない!! みたいなことがないといいなと思います…早く慣れますように…。 でも夜もぐっすり眠れたし、朝もふつうにごはん食べられたし、今のところ快調です。よかったー。