テネシー日米協会で紹介されていたので、犬王を観てきました。
子どもたちに日本のアニメの映画に行かないかと誘ったのですが(私もどんな映画かわからなかったんですけど)あっさり断られ、ひとりで観に行こうかなと思っていたところ、なんと夫が一緒に行くとのこと。
ということで、前日にチケットを2枚取りました。その時点で我々夫婦以外にもう1人しか予約されておらず、ほぼ貸切なのかしらと思いつつ、劇場へ。
なんとやっぱりお客さんは3人だけでした。いつものドルビーとは違う、こぢんまりとした劇場だったのにそれでも3人。まあそんなものよねえ。
一応直前にググって、脚本が野木亜紀子、音楽が大伴良英、アニメミュージカル、というところだけは押さえておきました。
それにしてもなんか新しい映画でした。
話は古いんですよ、平家が滅び、平家物語を琵琶法師が謡い、南北朝で足利義満ですから。世阿弥も出てくるし。
でも本当にとても新しい感じで、良いとか悪いとかそういう感じ方ではなく「こういうのもありかもしれない」という映画でした。
ちょうど「鎌倉殿の13人」で平家滅ぼして鎌倉幕府もバッサバッサやっているところなので、なんとなくわかりやすいし。
中世の日本文学が好きじゃなくて、大学時代に避けていたのですが、避けずに少しくらいはやっておけばよかったなあと思いました。非常に今更ですけれども。
犬王の声の人はバンドのボーカルだそうで(聴いたことなかった)、なんか不思議な声の人だったのだけども、ああこれ鮪の声で聴いてみたかった、とか思ってしまいました。個人的な感想です。
あまり人気なさそうだったけど、日本の映画を映画館で観ることができるのは大変好ましいので、こういう機会が増えますようにと思って、とりあえず観てきました。